まず結論

ドコモの銀行は旧・住信SBIネット銀行が社名を変更した銀行で、円普通預金など対象預金は預金保険制度の対象です。注意したいのは、フルーツ名支店で保有するスマプロポイントをdアカウント連携で交換すると元へ戻せないことです。2026年5月にはスマートプログラムのランク判定基準と一部ポイントの有効期限も変わりました。

結論:不安の中身は「銀行の安全性」ではなく「連携の不可逆性」

ドコモの銀行は、旧・住信SBIネット銀行が2026年8月3日に社名を変更したドコモSMTBネット銀行の個人向け銀行サービスブランドです。新しく作られた決済用ウォレットではなく、銀行が預金口座を提供します。

利用前の判断材料は、次の3点に分けると整理しやすくなります。

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    既存ポイントの使い道

    フルーツ名支店でスマプロポイントを持っている人は、現金・JALマイル・デビット支払いに使う予定がないか確認します。

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    現在のスマプロ条件

    2026年5月の改定後は、ランク判定と一部ポイントの有効期限が以前と異なります。

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    申込みと本人確認の進め方

    口座開設は入力、SMS認証、申込内容の確認、本人確認書類と顔の撮影など複数の画面を進みます。

dアカウント連携で戻せなくなるもの

dアカウント連携そのものは任意です。公式案内では、連携しなくても預金、振込、ATMなどの銀行機能を利用できるとされています。一方、既存ポイントの交換は一方向なので、対象者は連携前に確認が必要です。

スマプロポイントはdポイントへ一方向で切り替わる

イチゴ支店などフルーツの名前が付いた支店を利用し、スマプロポイントを保有している人がdアカウントを連携すると、保有分はすべてdポイントへ交換されます。一部だけを選ぶことはできず、交換後はスマプロポイントへ戻せません。

切替後にできなくなること(現金交換・JALマイル交換・デビット支払い充当)

公式案内では、dポイントへ交換した分をドコモSMTBネット銀行で現金やJALマイルへ交換することはできません。また、銀行のデビットカードのポイント払いに使えるのはスマプロポイントで、dポイントは対象外です。これらの使い道を予定している場合は、先にスマプロポイントを使ってから連携するか、連携しない選択を検討してください。

dアカウント連携前後の確認
確認項目連携前連携後
保有スマプロポイントフルーツ名支店で保有全額をdポイントへ交換
元へ戻す連携前に判断できるスマプロポイントへ戻せない
銀行で現金・JALマイルへ交換スマプロポイントの交換条件に従う交換後のdポイントは対象外
デビットカードのポイント払いスマプロポイントが対象dポイントは対象外

連携しない選択もできる(通常の銀行機能は連携なしで使える)

連携は必須ではありません。保有ポイントの使い道を先に決めたい場合は、連携せずに通常の銀行機能を使いながら判断できます。

連携する場合の画面と名義条件は、dアカウント連携の手順で確認できます。

2026年5月のスマートプログラム改定で変わること

スマートプログラムは2026年5月に改定されました。現在のスマプロランクは、月末時点の円普通預金・SBIハイブリッド預金の残高、または給与・賞与・年金の受取や口座振替などの取引状況で判定されます。

ランク判定の基準が「残高」または「給与・年金受取/口座振替」に

以前の条件数を数える方式と同じだと思い込まず、現在の公式ランク判定表で自分の条件を確認してください。無料のATM・振込回数を重視する人にとっては、金利だけでなくランク条件も口座の使い勝手を左右します。

給与受取・口座振替の特典は「限定ポイント」で有効期限3ヵ月

改定後、給与・賞与・年金の受取や口座振替などで付く一部のスマプロポイントは期間限定ポイントで、公式案内では有効期限を付与日より3ヵ月としています。通常ポイントと同じ感覚で長期間ため続けると失効する可能性があります。

預金金利とランクを分けて比較する場合は、普通預金金利とSBIハイブリッド預金も確認してください。

「ドコモ口座」と「ドコモの銀行」は別物

2020年に何が起きたか

「ドコモの銀行」という名称から、2020年に不正利用が問題になった旧ドコモ口座を心配する人もいます。金融庁資料では、第三者が預金者名義のドコモ口座を不正に開設し、盗み取った銀行口座番号や暗証番号などを使って銀行口座と連携し、資金をチャージした事案が示されています。

旧ドコモ口座はNTTドコモが提供した送金・決済用のサービスでした。現在のドコモの銀行は、旧・住信SBIネット銀行が社名を変更したドコモSMTBネット銀行が預金口座を提供する銀行サービスです。運営主体、預金の仕組み、適用制度が同一ではありません。

今回の銀行と何が構造的に違うか

現在の円普通預金など対象預金には預金保険制度があり、銀行はスマート認証NEOや取引モニタリングなどの対策を案内しています。ただし、フィッシング、端末の盗難、誤操作などのリスクまでなくなるとは断定できません。過去のサービスと名前だけで同一視せず、現在の認証・補償条件を確認して判断します。

運営会社、預金保険、認証対策は、預金保険と運営会社の詳細で整理しています。

口座開設21画面で実際に確認した注意点

当サイト運営者のポッチは、2026年8月4日にアプリで口座開設を行い、開始画面から開設完了メールまで21画面を記録しました。申込みは一つの画面で終わるのではなく、メール、SMS、本人情報、申込内容、本人確認の順に進みます。

本人確認書類と申込情報の表記を合わせる

本人確認では株式会社Liquidのプライバシーポリシーと利用規約を確認し、本人確認書類と顔を撮影します。その後、申込時に入力した情報との相違を確認する画面が表示されました。氏名や住所は、使用する本人確認書類と同じ表記で入力しておくと確認しやすくなります。

口座開設で本人確認の申請内容と入力情報を確認する実際の画面
実際に確認したSTEP19。申込時の入力情報との相違を確認する画面です。

支店は自分で選べない

通常の個人口座では、対象となる支店が銀行によって自動的に割り当てられます。好きなスイーツ名やフルーツ名を指定して口座を作る仕組みではありません。既存口座の支店と、新規口座で割り当てられる支店の条件を混同しないようにしてください。

デビットカードはバーチャルカードから選ぶ

申込内容を確定する前に、アプリ上で発行されるバーチャルデビットカードのデザインを選ぶ画面が表示されました。申込みを急いでいると見落としやすいので、画面の案内を読みながら進めます。

バーチャルデビットカードのデザインを選択する実際の画面
実際に確認したSTEP13。バーチャルデビットカードのデザイン選択画面です。

21画面の全工程は、口座開設の手順(21画面の実機記録)で確認できます。

ドコモ回線を持っていない人はどうか

ドコモ回線の契約は、ドコモの銀行を利用する必須条件ではありません。dアカウントはドコモ回線を契約していない人も作成でき、銀行はdアカウントを連携しない状態でも利用できます。

一方で、dポイントを貯める取引やdカード関連の特典にはdアカウント連携など個別条件があります。「銀行口座を使えるか」と「特典を受けられるか」を分けて確認する必要があります。

向いている人・向いていない人

確認済み条件から見た利用判断
向いている可能性がある人連携や申込み前に再確認したい人
銀行機能とdアカウント連携を別々に判断できるフルーツ名支店で保有するスマプロポイントを現金・JALマイル・デビット支払いに使いたい
現在のスマプロランク条件を確認して利用する以前のスマプロ条件やポイント有効期限のままだと思っている
本人確認書類と同じ氏名・住所を入力できる口座開設を一画面だけで終えたい、またはスマートフォンで本人確認を進めにくい
ドコモ回線の有無と特典条件を分けて考えられる支店名を自分で指定して新規口座を作りたい

この記事の確認方法

制度や条件は、ドコモSMTBネット銀行、NTTドコモ、金融庁の公式ページとFAQで確認しました。dアカウント連携のポイント交換は、公式ページに明記された対象支店と保有ポイントの範囲だけを記載しています。

口座開設画面は、ポッチが2026年8月4日に実際に操作した21画面をもとにしています。使用した端末、本人確認書類、審査状況、アプリ更新によって表示や所要時間が異なる場合があります。すべての利用者が同じ画面や結果になるとは断定していません。

  • 公式ページの明記と、実機で確認した事実を分ける
  • 第三者の口コミや検索結果の要約を一次情報として扱わない
  • 対象支店が限定された条件を全口座へ一般化しない
  • 確認できない特典受取や利用結果を「確認済み」と書かない

FAQ

ドコモの銀行の評判でよくある質問

ドコモの銀行は安全ですか?

安全性を一語で断定できません。旧ドコモ口座とは運営と仕組みが異なり、現在は銀行が預金口座を提供しています。一方、フィッシングや端末管理などのリスクは残るため、預金保険、認証、補償条件を確認して判断してください。

dアカウント連携は必須ですか?

必須ではありません。公式案内では、連携しなくても銀行機能を利用できます。ポイントやdカード関連の特典を利用する場合は、各条件を別に確認してください。

スマプロポイントは一部だけdポイントへ交換できますか?

フルーツ名支店で保有するスマプロポイントをdアカウント連携時に交換する場合、全額交換です。一部だけを選ぶことはできず、交換後はスマプロポイントへ戻せません。

dポイントへ交換したあと、銀行のデビット支払いに使えますか?

使えません。銀行のデビットカードのポイント払いはスマプロポイントが対象で、dポイントは対象外と公式に案内されています。

ドコモ回線を契約していなくても使えますか?

使えます。ドコモ回線は銀行利用の必須条件ではなく、dアカウントもドコモ回線なしで作成できます。

昔のドコモ口座と同じサービスですか?

同じではありません。旧ドコモ口座は送金・決済用サービスで、現在のドコモの銀行はドコモSMTBネット銀行が提供する預金口座サービスです。ただし、別サービスであることだけを理由にリスクがゼロとは断定できません。

公式情報の確認先

ポイント、ランク、本人確認の条件は変更される場合があります。操作前に公式画面も確認してください。